稲毛は、今は住宅地ですが、明治の頃は、白浜の景勝地でした。
埋め立てが進み、海岸線は随分先になりました。
松原の名残のある公園の一角に、
かつてワイン王神谷傳兵衛の別荘だった洋館があります。
建てられた大正7年当時としては珍しい鉄筋コンクリート造。
一般住宅で鉄筋コンクリート造が一般に普及したのは
大正12年の関東大震災後だそうです。
中心飾りは 葡萄。
居間兼食堂
1階は洋間ですが、2階は和室。
折上格天井は、葡萄棚をイメージしたもの。
12畳の部屋に、4畳の床の間。
バランスが悪いくらい広い床の間です。
床柱は立派な葡萄の木。
波打ちながらもまっすぐに建っています。
欄間には、たわわに実る葡萄と4匹の虫が透かし彫りになっています。
(写真には葡萄しか撮りませんでした)
3匹はトンボで、1匹は蜂。
神谷傳兵衛が「ハチブドー酒」と名づけワインを販売したとこから、ハチと葡萄は、傳兵衛を表しているのです。
葡萄への思いがぎゅっと詰まった和室です。
地下にはワインセラーがあり、台所はありません。
取り壊された隣接していた和館から食事は運ばれ、
迎賓館として使われた洋館です。
現在は、千葉市の文化施設「市民ギャラリー・いなげ」として公開されています。
1月に訪れた時は、企画展開催中で写真撮影はできず、
2月に再訪しました。
竣工 1918年
設計 不詳
所在 千葉県千葉市稲毛1-8-35
(広角で撮ったイメージ写真です…実際と違うので注意)
2011.1.15、2.5
埋め立てが進み、海岸線は随分先になりました。
松原の名残のある公園の一角に、
かつてワイン王神谷傳兵衛の別荘だった洋館があります。
建てられた大正7年当時としては珍しい鉄筋コンクリート造。
一般住宅で鉄筋コンクリート造が一般に普及したのは
大正12年の関東大震災後だそうです。
中心飾りは 葡萄。
居間兼食堂
1階は洋間ですが、2階は和室。
折上格天井は、葡萄棚をイメージしたもの。
12畳の部屋に、4畳の床の間。
バランスが悪いくらい広い床の間です。
床柱は立派な葡萄の木。
波打ちながらもまっすぐに建っています。
欄間には、たわわに実る葡萄と4匹の虫が透かし彫りになっています。
(写真には葡萄しか撮りませんでした)
3匹はトンボで、1匹は蜂。
神谷傳兵衛が「ハチブドー酒」と名づけワインを販売したとこから、ハチと葡萄は、傳兵衛を表しているのです。
葡萄への思いがぎゅっと詰まった和室です。
地下にはワインセラーがあり、台所はありません。
取り壊された隣接していた和館から食事は運ばれ、
迎賓館として使われた洋館です。
現在は、千葉市の文化施設「市民ギャラリー・いなげ」として公開されています。
1月に訪れた時は、企画展開催中で写真撮影はできず、
2月に再訪しました。
竣工 1918年
設計 不詳
所在 千葉県千葉市稲毛1-8-35
(広角で撮ったイメージ写真です…実際と違うので注意)
2011.1.15、2.5