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Channel: きゃおきゃおの庭
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夏の飛騨と信州の旅 こきりこの里 村上家

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20年前に高山から金沢までドライブしたときは、かなり時間がかかり
夕刻が迫っていたので白川郷脇を素通りしました。
現在は東海北陸自動車が完成し、世界遺産の白川郷・五箇山まで短時間で行けるようになりました。

色々見たい場所がありますが、この日の宿が遠いので、五箇山へ向かうことにしました。
古川から飛騨卯の花街道を通り、飛騨清見インターから五箇山インターを目指します。
高速道路は快適ですが、真っ直ぐな、長いトンネルの連続で景色は見えません。
中でも飛騨トンネルは国内2位の10.7km。(1位の関越トンネルは11.05km。)
よくわからないまま、白川郷インターを通過し、五箇山インターで高速を降り
国道156号を少し走ると、菅沼合掌造り集落の駐車場入口に到着。
集落への一般車の侵入は禁止で、ここで車を降り、道下の集落までエレベーターで降りて散策するのだそうです。
ちょっと車を止めて、景色をみました。



遠くに見える合掌造りの家が、まるでミニチュアのよう。

相倉の手前にある、合掌造りの家 村上家を見学。







屋根の厚みが凄いです。



屋根が両手を合わせた
合掌の形になっていることから合掌造りと呼ばれています。

約400年前に建築され、当時の様式を伝える
一重4階切妻造り茅葺の合掌造り家屋です。



1階は囲炉裏のある居間や座敷が続いています。
風雪に耐えてきている歴史を感じる梁や天井に圧倒されて
写真はほとんど撮りませんでした。
平成元年まで、住んでいたのだそうです、

2階、3階は、かなり蒸し暑く、長居はできません。
資料展示室となっています。


二階


三階へは はしごで昇ります。



1階の囲炉裏端にお茶が用意されていました。
薬草カワラケツメイ草のお茶だそうです。


説明してくれた女性の方は、村上家の方で
こきりこの使い方や、ささらを鳴らしてくれました。

囲炉裏上部の天井は、一度も張り替えたことがないそうです。
いぶされて 黒く光っていました。
季節のうつろいを400年…。
厳しい自然と向き合う暮らしは、さぞ大変だろうなあと思いつつ
後にしました。

村上家◇国指定重要文化財
所在 富山県南砺市上梨742

2012.8.7



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